
通院しているけど引っ越しをしなければならなくなった、というように、かかりつけ医を変えなければならないことが出てきます。
引越し先から現在のかかりつけ医のいる病院やクリニックまで通院できるのなら問題ありませんが、多くの場合はかかりつけ医を変えなければならないでしょう。
病院は患者情報についての守秘義務があるため、カルテの引き継ぎなどは行なえません。しかし、引き継ぎを行う医師がその患者について何も知らないとまた一からになってしまいます。
そのため、患者の治療経過などを記載している「紹介状」があります。ただ、紹介状を貰うには費用がかかるため、多くの診療科にかかりつけ医がいる場合などは費用負担が大きくなってしまいます。
しかし、紹介状はかかりつけ医を変える時に必ずしも必要なものではありません。
風邪などの一時的な病気はもちろん、腰痛や糖尿病などのありふれた病気の場合でも紹介状が不要のことが多いです。
基本的に薬を処方される病気の場合、お薬手帳さえあれば十分となります。
一方で妊娠や入院などが必要な癌などの重病や難病の場合は、紹介状が必須となります。
これはお薬手帳だけでは情報が不足してしまうためです。
自分で紹介状が必要か不要かの判断が難しい場合、現在のかかりつけ医に相談することが重要です。
紹介状を貰いたいという話は病院を変えるということなので、相談しにくい部分もあるかもしれません。しかし、きちんと事情を説明すればまともな医師なら丁寧に対応してくれるので安心して下さい。
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